尼崎・大阪 救急病院・脳ドックの合志病院で行っている腹腔鏡下手術についてご紹介いたします。

救急告示・労災指定 医療法人社団 敬誠会 合志病院文字の大きさ

HOME >> 救急 ・ 一般診療科目 >> 外科 >> 腹腔鏡下ヘルニア修復術について

尼崎・大阪 救急病院・脳ドックの合志病院のホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。合志病院で行っている腹腔鏡下手術についてご紹介いたします。

腹腔鏡下ヘルニア修復術について

本項では当院でおこなっている鼠径ヘルニア(いわゆる脱腸)の手術について、説明させていただきます。

当院における鼠径ヘルニアの手術(腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術)について

その前にまず、鼠径ヘルニアという病気について解説します。男性では、胎生期には睾丸は腎臓の近くに位置し、成長するに従って下腹部から陰嚢内へ下行してきます。その際に、腹膜を引っ張りながら、下腹部の筋肉の間のトンネルを通って移動します。通常であれば、子供の時にこのトンネルは塞がれ、引っ張られてきた腹膜は萎縮して閉じてしまうのですが、成人になって筋肉が弱くなってトンネルが開いたり、腹膜が再び開くことで、お腹の中の腸や脂肪がこの部分を通って脱出してくることを鼠径ヘルニアと呼んでいます。ただし、同じ鼠径ヘルニアの様に見えても原因はひとつではなく、脱出してくる穴にはいくつかの種類があります。 このヘルニアのもとになっているトンネルは、放置すると時間の経過とともに次第に大きくなってきます。さらに、もう一つの問題点はトンネルを通って腸管が脱出し戻らなくなる嵌頓と言われる状態が生じる可能性があることです。この嵌頓が生じると脱出した腸管が戻らなくなることで腸閉塞が発症したり、腸管に血流障害が起こり腸管壊死や腹膜炎が発症することがあり、腸管切除を伴うような緊急手術が必要になります。 この鼠径ヘルニアは薬では治療は出来ません。治療可能なのは手術だけで、他に治療法はありません。ヘルニアに対する手術法は施設により様々な選択がされています。
手術ではヘルニアのもとになっている穴を閉じますが、その方法は主に

  • 自分の組織を用いて閉鎖する方法(従来法)
  • 体表から人工物(メッシュ)を用いて閉鎖する方法(メッシュ・プラグ法)
  • お腹の中に腹腔鏡を入れて体内から人工物(メッシュ)を入れて閉鎖する方法(腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術)

があります。
当院でも以前から従来法とメッシュ・プラグ法を行ってきましたが、2011年8月より腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術を導入しました。従来法およびメッシュ・プラグ法は下腹部に10cm程度の傷を作って、体外からヘルニアのもとになっている穴を塞ぐ術式です(図1)。腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術は、全身麻酔でお腹に1cm程度の穴を3カ所あけて行う新しい手術法です(図1)。
図1(クリックで拡大)

図1

お腹の中から観察できるため、ヘルニアの原因になっている穴が確認できることで、ヘルニアの確実な治療が可能になります。手術の際にはこの穴を塞ぐためのメッシュ状のシートを、お腹の中に入れて広げることで穴の周囲を覆ってしまうとともに筋肉を補強します(図2)。

図2(クリックで拡大)

図2

この腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術の利点としては、1cm程度の穴から行う手術であるため傷の痛みはあまりなく、ごく軽度におさえられるということです。また、腹腔内から見ることで、腹壁の穴を確認することができ、治療効果があがるという利点もあります(図3)。さらに、周囲に同じような筋肉の脆弱部位があっても、腹腔内からシートで補強し覆ってしまうことで、これら脆弱部位の治療も可能となり、再発も少ないとされています(図4)。

図2(クリックで拡大)

図3

図2(クリックで拡大)

図4

ページの先頭へ



小 中 大 プライバシーポリシー サイトマップ リンクについて 求人情報