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腹腔鏡下小腸切除術 ・ 腹腔鏡下癒着剥離術

合志病院で行っている腹腔鏡下手術のひとつである、腸閉塞に対する手術である腹腔鏡下小腸切除術腹腔鏡下癒着剥離術について紹介させていただきます。

腸閉塞とは

腸閉塞とは、開腹手術を受けられた既往のある方に生じる疾患です。
腹壁に腸管が癒着することによって腸管の内容物の流れが悪くなり、詰まってしまうことで腹痛や腹部膨満、嘔吐などが生じる状態のことをいいます。
ただし、開腹手術では通常ほとんどの方に多少の差があるものの癒着が生じるため、癒着がある方の全員に腸閉塞が生じるのではありません ( 図 1 ) 。
たまたま閉塞を生じさせやすい形に癒着を生じた方に腸閉塞が発症します。

図1 腹腔内(クリックで拡大)

さらに、この疾患は術後早期にも生じる可能性があります。
腸閉塞を発症しても、絶食で点滴を投与したり、イレウス管といわれる管を腸の中までいれて腸管内に貯まった腸液を体外に出すことで、多くの方は症状が軽快し、手術に至ることはありません。
これらの内科的治療で軽快しない方や、軽快しても頻回に症状を繰り返す方は手術の適応になります。

術式説明

従来は、この手術も以前の開腹手術に匹敵するような大きなきずで手術が行われていましたが、腹腔鏡下手術手技の発達に伴い、この手術も腹腔鏡下に行われることが多くなっています。
ただし、癒着の程度は術前の検査からは予測できず、さらに術前の画像検査から原因部位をできるだけ特定したうえで手術に望むのですが、実際には腹腔鏡でお腹の中を観察してみないとわからないことも多く、さらに癒着が高度であり、腹腔鏡手術の続行も困難なことがあり、若干難しい手術となっています。
さらに、腸管の拡張が十分に解除されていないとお腹の中で腹腔鏡を操作するスペースがなく、腹腔鏡手術は困難です。

ただし、従来の術式に比べて、

  • 小さなきずでお腹の中を十分に観察できる
  • 原因を特定できる可能性が高い
  • 癒着を剥離するだけで手術が完了するか原因となっている部位の腸管を切除する必要があるかも腹腔鏡下に判断できる

以上により、腹腔鏡下手術は非常に有用な術式の一つとしてあげられています。

腸管の切除が必要な方は、腸管を体外に取り出すためのきずが必要となりますが ( 腹腔鏡下小腸切除術 ) 、癒着の剥離のみであれば小さな穴からの操作で手術が終了できる可能性が高く ( 腹腔鏡下癒着剥離術 ) 、さらにきずが小さいことで再度の癒着による腸閉塞を生じる危険性も低下させることもできます。

我々は 2010 年 5 月の腹腔鏡下手術の導入以降、癒着による腸閉塞の方に対しては可能であれば腹腔鏡下手術を適応してきました。
現在まで、 13 例の方に適応してきましたが、術中に合併症はなく、安全に行えており、穴だけの手術で完了した方も約半数を占めています ( 図 2 ) 。

図2 腹腔鏡下手術手技(クリックで拡大)

この手術は、以前のきずの位置や癒着の程度によって定型的な手術術式はなく、患者さんそれぞれにあわせて、穴の位置を変えたり、速やかに開腹手術への移行を考えないといけない場合もある手術であるため、腹腔鏡下手術のなかでも若干難しい手術となっていますが、きずが小さいことのメリットも大きく、我々は安全性を損なうことなく慎重に適応を行っていきます。

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